「(前略)百科事典を売った。それも富裕層にだ。売ったのは百科事典じゃない。『夢』なんだよ。新築の家があれば、『この百科事典が新築の家の戸棚にあれば凄く見栄えが良い』とか、年頃の娘がいれば、『この百科事典を持たせて嫁に出せば、なんてインテリの家から嫁をもらったんだろうと、姑はいじめたりしませんよ。』そう言って売った。飛ぶように売れた。」
営業で数億稼いだ方はこういう話をされていました。
この言葉は、営業の本質を浮き彫りにしていると思います。商品を単なる物としてではなく、夢や感情、その商品を使った場合の未来と結びつけることで、顧客の心をつかむことができるのです。
日本人は薄利多売を好む傾向があるらしいですが、フランス人は夢を売ることに長けているそうです。夢を提供することで、利益を確実に得ることができるのです。例えば、ある年のアパレル関係で1位と2位の売り上げは、ユニクロとルイ・ヴィトンでした。フランス製品は夢があるから、高額でも飛ぶように売れるんですね!
夢を語ることは共感を得るための重要な手段です。顧客は商品を単なる物としてではなく、自分の未来や目標と結びつけて考えます。営業の方は、商品の特性だけでなく、その商品を使った場合の未来を共感させるストーリーを伝えることが大切です。
商品を単なる物としてではなく、夢や感情、未来と結びつけることで、顧客の心をつかむことができます。自分の商品にも『夢』を魅せているか、振り返ってみることで、新たな視点が得られるかもしれません。
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