ポストコロナの時代だからこそ再考察してみるドラクエビルダーズ第2章

 ドラゴンクエストビルダーズの第2章って疫病がテーマの章じゃないですか。なので、やってみて、考察してみました。

ドラゴンクエストビルダーズについて

 ドラゴンクエストビルダーズは、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」の外伝にあたるゲームです。

 物語の舞台は勇者が竜王と手を組むエンディングの相当後のアレフガルドです。

 主人公は精霊ルビスの命で、荒れ果てたアレフガルドを復興させることになります。

 このゲームはリムルダールを含むアレフガルドの各地方を復興させる4章構成のゲームです。

 リムルダールは、美しい湖に浮かぶ小島にあることは『ドラゴンクエスト』をプレイした方ならご存知でしょう。しかし、このゲームでは、この地域は病魔に悩まされる危険な地域になっています。

 また、竜王が人類から「物を作る力」を奪ったため、農作物や薬の制作ができず、人々は病気によって倒れていきました。

 第2章では、主人公は精霊ルビスから授かった「物を作る力」を使って、リムルダールを復活させることが目的となります。

注意点

 このブログ記事はドラゴンクエストビルダーズの第2章のネタバレを含みます。

 また、本プレイヤーは神建築などが無理なタイプです。

第1部 疫病蔓延る地へ

 希望の旗を立てーの(ここをキャンプ地とする!)、エルが来て、エルの指示で診療所を作り、リムルダール各地で倒れている人を担いできて治療していった。

 そのうち、薬師ゲンローワを迎え、薬局を開設。疫病のうち、一つの病気の治療薬開発に成功する。

 リムルダールの人々は「物を作る力」を失っており、治療薬の制作ができないため、病気に対して抗うことすらあきらめていたが、主人公が作り出した薬で治り、主人公が薬を作っていくのを見て見よう見まねで治療薬を作り出そうとします。(そして、出来上がった薬を主人公に融通するようになります。)

 ゲンローワはかつてウルスという弟子がいたが、決別しているようだ。病気に対する見解の違いから決別したのかな?ゲンローワの言葉からは亡くなっているように思えたが、主人公の街にたどり着いたり、運んできた病人たちの一部からその名前があったことから、存命はしているみたいやね。

 そんな中、竜王軍が自分らがばらまいた病気の治療薬開発を阻止するために進軍してきたので返し打ちに成功した。

第2部 治らない患者たち

 撃退した龍王軍は配送直前に旅の扉(ワープ装置みたいなもの)を落としていった。

 それを使って主人公は新しい地域に飛んで行った。

 新しい地域は別の病気が蔓延っていた。それはその地域に咲く毒の花が原因だった。その花を刈り疫病の原因である魔物を倒し、新しい患者を収容し、治療しようとする。

 治った患者は街の住人となり、主人公の手助けもありで、いろいろなものを作っていった。それらが新しい患者や主人公たちの手助けとなった。今まで自分が生きることだけで精いっぱいで他人のことなどかまってられなかった人々は徐々に他人への思いやりの心が芽生えていった。

 しかし、すべての患者が完治したわけではない。一部の患者は回復どころか徐々に悪化していった。その患者がうわごとのようにつぶやくのはゲンローワの愛弟子ウルスの名だった。

 それをゲンローワに伝えても「わしは知らん。」の一点張り。ただし、その態度に不信感を持つ主人公とプレイヤー。彼は明らかに何かを隠している…。

 さらに、治らない患者がいるという事実が、治った患者たちの不安を生む原因にもなっていった…。

 そんななか、再び竜王軍が進軍し、主人公は新しい住人たちとともに迎撃した。

第3部 明かされた真実

 またしても敗走した竜王軍が落とした新しい旅の扉をGetした主人公はゲンローワの依頼で遺跡に眠る農業の記録をGetする。

 そして、拠点内に新しく畑を作るのだった。もともと畑に適した土壌だったのか、まいた種は見事な作物へと育った。しばらくの間一行は農作業などに精を出すのであった。

 そんなある日の夜、拠点内に悲鳴が響いた。

 エルがまだ看病中の患者の様子がおかしいという。

 ゲンローワに相談する二人。そして、彼は静かに言った。

「もし、患者の身に何かあったら自分の身だけ守れ。」

と。

 戸惑うエルだったが、すぐにその回答がわかる。というか、わかってしまった。

 問題の患者たちはモンスターに変貌したのだ。

 驚愕とともに変貌した患者を倒す主人公たち。

 事件の後、ゲンローワは静かに語った。

 ほかの病気と違い、これは人為的に生み出されたものだと。

 生み出したのは弟子だったウルス。「病にあらがわず死を静かに受け入れるべき」というゲンローワに反発したウルスはモンスターになることにより死にあらがおうとした、その結果なのだと。

 ウルスは今もある遺跡に奥にいるという。

 ゲンローワから手紙を受け取り、主人公はウルスのところへ向かった。

 手紙を受け取ったウルスは主人公に何か伝えようとしたさなか、例の患者たちのように化け物へと姿を変えた。

 死闘を制した主人公。

 最後に正気に戻ったウルスは「世界樹」を見つけるようゲンローワに伝えてほしい。と、研究の書類とともに言い残したのだ。

 ゲンローワは持ち帰ってた書類の中身にドン引きするが、書類の解析を始めることにした。

 その矢先、またまた竜王軍が攻めてきた。

 劇劇には成功するが、直後にエルが倒れてしまう。

 彼女は、ウルスたちと同じ病気にかかってしまったのだった…。

第4部 癒しの雨

 現状治療方法がなく、最後があれなのでエルは自分を殺すように主人公に懇願する。ゲンローワも折れかかるが、最後にエルの願いを止め、主人公に依頼した。

 エルはゲンローワの孫だった。ウルスと同じように自分の方針に反発して今までのような活動をしてきたのだった。ほかの街の人々もエルを助けるように主人公に頼む。

 主人公は新しくGetした旅の扉を使い、新しい土地へ旅立った。

 そして、長旅の末世界樹にたどり着く。さらに紆余曲折を経て世界樹の花をGetした主人公。それをもとに薬を使い、エルに使う。

 エルは助かった。

 そんな中、竜王軍がリムルダールに進軍を開始する。今度は病をリムルダールにまいた怪鳥ヘルコンドル。

 ヘルコンドルと戦うために編み出した大弓でもって、主人公は巨大な怪鳥を打ち落とすことに成功する。

 そして、リムルダールに美しい空が戻ったのだった。