2000年問題の裏側

本

 「なぜDXは失敗するか?」の感想です。

 一見すると失敗の考察に見えますが、中身はDXの指南書みたいなものでした。

 個人的に注目したのは2000年問題の裏側につ年問題の裏側が書かれていた点です。

 ブログ執筆時は2021年なので10代の方は知らないとは思います。1999年、ノストラダムスの予言が外れた頃、今のコロナに勝るとも劣らぬ世界危機が起きました。唯一の違いは、100%人災であることです。

 当時のコンピュータは内部が1900年を起点として下2桁でいろいろ処理していました。というわけで、2000年に到達したときに2000年のデータなのに1900年のデータとみなしてしまう。

 それが発覚したときには関係者一同大騒動。失敗したプロジェクトみたく喧々諤々。でも、時間だけは無常に進行してしまう。そういうことがあるので各国のエンジニアたちがどうにかこうにか対策を取り、修正プログラムをすべてのシステムに組み込みました。

 この時のやり方を踏襲して行ったらDXも成功するかもしれない。と思いました。

 最後までお読みいただきありがとうございました。