5名の論客による「利他」とは何かの本です。
「利他」というテーマの本なので他人にやさしくしましょう。的な本ではないです。むしろ、親切を受ける側に立った視点からのが多いです。
個人的に第1章、第2章が印象に残ってます。人に親切にするときの難しさを親切にされる側から書かれています。親切にしたつもりが実際は「余計なお世話」と言われることについて書かれています。
まず、自分をねぎらい、そのあと人に親切にする方が事故は少ないと思います。なぜなら、自分の親切を受け取れなかったら、人にどう親切にしたらいいのかが実はわからないからです。自分が受け取れる親切ならほかの人も受け取れる可能性が高いです。そして、逆もしかりです。親切される側から見たら「押しつけがましい。」など見えやすいと思います。
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